臓器別の影響

 

point036_06 神経

CapD20130910中枢神経:
中等度水銀中毒で乱視、自閉症、アルツハイマー病

抹消神経:
体性神経障害 指先の感覚障害、口腔内知覚障害など

自立神経:
自立神経障害、交感神経緊張、消化管機能低下、歯ぎしり

 

point036_06 筋肉

医科領域:
筋肉痛、頭痛、繊維筋痛症

歯科領域:
クレンチング(無意識くいしばり)、顎関節症、マイクロクラック

筋収縮はカルシウムの流入によって制御・管理される
その流入を抑制するのがマグネシ
ウム
水銀はマグネシウムの働きを制限するため、筋肉の持続収縮、筋緊張を引き起こすと考えられる

 

point036_06 赤血球

CapD20130910_1

酸欠状態、慢性疲労症状

ヘモグロビンは鉄原子が4個から成り、鉄原子1個につき1分子ずつ酸素が結合する構造を取る
酸素の結合部位に水銀が結合してしまう場合があり
ひとたび水銀が結合すると、それが解けることは無い

ヘモグロビンは肺で酸素を受け取り、抹消組織で渡す働きを持つが
ヘモグロビン4つの結合部位のうち1つに水銀が結合すれば25%、
2つに結合すれば50%酸素運搬能が低下してしまう

 

point036_06 腸内環境

タンパク未消化、菌の変性

アマルガムから溶け出した水銀は、胃腸に入り込み腸内細菌と結合
耐性変化を起こす菌が出てくる

耐性変化した腸内細菌は、タンパク消化に影響を与え、
不完全消化のタンパク質は免疫反応を起こす
アマルガム耐性となった細菌は、抗生剤にも耐性となる

腸管内細菌は無機水銀を口腔内でメチル化し、
その後、腸内カンジタが機水銀に戻す働きをする

カンジタが口腔内にアマルガムがある限り、
有機水銀  カンジタによる脱メチル化 ⇒ 無機水銀 ⇒ 腸内細菌によるメチル化 ⇒ 有機水銀
の、悪循環を起こして増殖

カンジタ除菌の際、事前に口腔内の水銀をチェックする必要がある

 

point036_06 酵素

抗利尿ホルモン不活化による夜間頻尿など

水銀イオンは、酵素タンパク部分のSH基と結合、酵素活性を阻害する

SH基をもつタンパクは
インスリン(S-S結合)、アルブミン(含硫アミノ酸メチオニン含)など
甲状腺ホルモンのヨード結合部位にも結合。不活化させる

 

 これら水銀の影響は更に細胞単位でも見ることが出来る

⇒ 実は歯科医が一番ヤバい水銀中毒